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子育てで重要な「共感的応答」変わってる子どもにしないために。

子どもに全力で共感してあげよう。

正解がないとも言われる子育てですが、してあげると良いことはたくさんあります。今回はその中でも、「共感」と「応答」という大きな二つの要素についてまとめます。これから子育てをする人、今子育てをしている人にはぜひ頭の片隅に置いておいてほしいと思います。特に、子どもにハンデを与えないために。。

共感的応答まとめ

岡田尊司「回避性愛着障害 絆が稀薄な人たち」より

・共感的応答は親が子どもの気持ちを汲み取って応えてあげること

・安心感や満足感を生じさせる

・自分自身の気持ちを理解することにつながる

・子ども自身が共感的応答ができるようになる

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書籍「回避性愛着障害 絆が稀薄な人たち」より

こちらの書籍になぜ共感的応答をこどもにしてあげなければいけないのか。ということが書いてありました。結論から言うと、子どもが親から十分な応答が与えられないと回避性愛着障害になってしまうからです。

回避性愛着障害 絆が稀薄な人たち (光文社新書)

回避性愛着障害 絆が稀薄な人たち (光文社新書)

 

回避性愛着障害とは、人と親密な関係になることを避けてしまうようになること

おおまかな定義は↑の通りで、人と親密になることを避け、責任を感じることから避けてしまうようになってしまいます。現代社会で生きていく上で、人とのつながりや責任を負うことはほぼ必須なので、本人にとっては生きづらさを感じてしまうのです。

共感的応答とは

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回避性愛着障害になってしまう原因に幼少期の環境があり、この時期に応答を増やすことによって回避型愛着障害になることを防ぐことができるとあります。

子どもが親に何かを求めてきたとき、親がその子の気持ちをすぐに汲みとって応えてあげる。これが、とても重要なのである。求めても応えようとしなかったり、求めているのとは見当違いなことを押し付けたりすると、共感的応答に失敗することになる。

 回避性愛着障害 絆が稀薄な人たち 光文社新書

そしてこの共感的応答に失敗すると、子どもはやがて期待するのをやめて、親に何かを求めることをしなくなります。これは期待を裏切られることで傷ついてしまうことを避けるためで、生物にもともと備わっている防衛本能が働くからです。期待通りの反応が得られれば、その行動を継続し、強化されていきますが、報酬の得られない無駄な行動は消去されるのです。

共感的応答は下の三つの点で、子どもの発達を助けます。

1.安心感や満足感を生じさせる

自分のことを分かってもらえたと感じることで、安心感や満足感を覚えられ、他者を心地よい存在として認識するようになることができます。他人は悪いことをしない存在だと思えるのです。

2.自分自身の気持ちを理解することにつながる

自分の感情を親が読み取って言葉にして応えてくれることで、子どもは自分の感情や起こっていることを理解できるようになります。しっかりと自分の感情を理解できることで、不安になることなく、安心を手に入れることができます。

3.子ども自身が共感的応答ができるようになる

親が共感的応答をしてくれることで、子ども自身も同じように他者に共感的応答をすることができるようになります。親と共感するように親以外の他者とも関わり、共感することで信頼関係を築くことにつながるのです。

しっかりと子どものことを考えて応えてあげる

共感的応答にはそこまで難しい技術はいらないと思います。回避性の愛着障害ではない人は幼少期に親からやってもらっていたことで、大人同士でもやってるよくある共感です。

とにかく子どものことを考えてしっかり向き合ってあげる。仕事が忙しいとか疲れているとか言い訳せず、世界で一番大切な存在である子どものために精いっぱい共感して応えてあげてください。その上でわからないことがあっても一緒に考えてあげればいいですし、親も一緒に成長できたら一番良いですよね!kakinetomoyaa.hateblo.jp

まとめ

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子育てはとっても大変で、共働きだったりすると子どもと向き合う時間がほとんどとれない人もいると思います。でも親から共感的応答をしてもらったかどうかで子どもの人生が大きく変わるので、しっかりと覚えておいて実践していってほしいです。

頑張っていきましょう!